石部洞門

散策日時:平成15年1月12日
散策場所:静岡県静岡市・焼津市行政堺

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風光明媚でも知られる大崩海岸。前回、散策記で紹介した「石部トンネル」の近くに、「石部洞門」がある。かの昔、県道静岡・川崎線時代の昭和18年2月に竣工したものである。
しかし、大崩と謂われるだけあってか、海岸侵食や豪雨の為に崩落等の障害があり、度々交通遮断が相次いだ為に、第一、第二石部洞門が完成された経緯がある。その後、戦後に発生した災害復旧に併せて、第三・第四・第五洞門が建設された。
昭和46年7月5日発生した土砂崩れによって第5洞門が圧潰された。残念ながら死者1名を出す災害となってしまった。この復旧工事の際、諸々の調査の結果、この区間で再び大規模な崩落が起こる可能性が生じた為、老朽化した第1・2洞門と圧潰された第5洞門の区間を廃棄し、海上に橋梁を建設し洞門は廃道となった。
この時の災害であろうか、車が幾月も土砂の中に埋もれていたとも言われている。
そして、その後・・・・・当地での噂が度々流れるようになった。
洞門を写真に収めると、男性の心霊写真が撮れる。昼夜違わず嫌な雰囲気がある。洞門内では無いが、近くに放棄された黄色いワーゲンの存在。霊の溜まり場とか?現在はありません。タクシー運転手が、この付近からお客を乗せると・・・・姿が消えていた等の噂が数多く存在しているらしい。

海岸線からの侵入は困難な為、第二洞門付近から散策開始。しかし、ここからも侵入が困難。
足場も悪く、一歩間違えば岩肌剥き出しの海岸へ・・・・・。訪れる方は無理をなさらないで下さい。大変に危険です。洞門の帰り時は大変な思いをしました。
目の前に第二洞門が見えるのですが中々侵入出来ません。行く途中には、念仏を書いたお札が一枚・・・二枚と落ちていました。これを見た時にはゾクっと寒気を覚えます。どうにか第二洞門へ辿り着く事が出来、内部を見ると、土砂が洞門内を埋め尽くしており、土砂に足を乗せると、ボロボロ・ザザァ〜と崩れます。洞門と海岸の境界付近はかなり不安定な様子です。高潮のせいでしょうか、古くはないゴミや子供用のビーチサンダルもあります。子供はここまでは来ないでしょう。
次は第一洞門の散策です。草木が覆い茂り、土砂や岩が所々に!洞門の扁額プレート等の写真を撮り、いざ第一洞門内部へ!下を見ると、かつての道路跡がありセンターラインも残っています。遠目では、まだまだ使えそうなコンクリ柱ですが、近づいて見ると鉄筋が露出していたり、柱の一部が崩れていたりと使えそうも無いかなとも改めて思う。時折、山側からは小石が落ちて来たり、コンクリートの破片だろうか剥がれ落ちる音がしたりとか危険度が嫌が応にも感じます。
そして、崩落の危険性よりも更に・・・・・・これは散策後記へと書きます。
途中までの散策でしたが、崩落の危険がある為に撤退です。来た道を戻り第二洞門から海岸線へと行きます。しかし、帰れません。足場が無いのです。良く良く考えると「よくこの道を来たな」と思うくらい危ない箇所です。足を踏ん張る箇所が無いのです。飛び跳ねれば良いのですが、利き足が逆です。掴まる物も無い状態です。十数分思案した結果、案内人の屋敷様に頼み、飛び跳ねた後に私を支えてくれる様に頼んで無事帰る事が出来ました。そのお陰で屋敷様は負傷してしまいました。申し訳ございませんでした。
当地散策を推奨する訳ではありませんが、訪れる方は十分気を付けて下さい。海岸線からの侵入は無理です。何故って?海岸から洞門までの高さは相当に高いです。今回、私が侵入したコースも山肌からですが、傾斜もあり一歩間違えば海岸へ落ちる確率は高いです。そして、ロープは必要かも知れません。多分、必要だと思いますよ。危ない目に遭いたくなければ準備を!!自分自身が侵入しておきながらも、決して内部侵入はお奨めしません。

今回は、第三・四・五洞門付近の写真は撮っておりません。慰霊碑の存在もあるとか?


駐車場付近から 土砂に埋もれた洞門一部
鉄筋が!これが天井部分です 第二洞門扁額
第二洞門内部 見づらいですが、サンダルです
第一から第二洞門を見る 第一洞門を望む
埋もれたガードレールの一部 いよいよ第一洞門内部へ
第一洞門扁額 まだまだ使えそうですが・・・
かつての面影が

如何でしたでしょうか?石部洞門。崩落の危険もありましたが、それよりも嫌な事が!
第二洞門から第一洞門へ向かい、第一洞門の扁額を写してる辺りからなんですが、どうも息苦しい。ここまでは、きつい道程では無かったので、体力不足の為では無い。
それじゃ・・・・!第一洞門内部から物凄い圧迫感が私を襲うんですよ。息苦しいし、下肢の脱力感は襲い始めるし、終いには頭痛にも悩まされました。それでも内部へ侵入して写真を撮っていると、視線を感じるんですよ。誰かに見られてる感覚があるんです。嫌だなぁ嫌だなぁと思いながらも内部を進んで行くのですが、更に視線や気配が徐々に強い感覚に変わり、いよいよ駄目だなと思い撤退した次第です。あのまま進んでたらどうなっていたのかな?と思います。そして帰りなんですが、これまた一寸ですね・・・・嫌な感覚があったんですよ。確かに第二洞門から飛び跳ねる感じで山肌へと行くのですが、中々足を踏み出せない。落ちる危険性も考えれば足が竦むのも一理ですがね。それよりも、後ろからの気配が怖かった。飛び跳ねる瞬間に押される感じがして中々一歩が踏み出せなかったのを付け加えておきます。この感覚は何だったのでしょうかね?
その時の感覚を上手く表現出来たか判りませんが、久々に恐怖を感じた場所でした。
静岡をご案内して頂いた屋敷様。本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
次回も機会がありましたら、宜しくお願い致します。
これを持って、今回の静岡散策シリーズは終了です。

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