散策日時:平成14年1月5日
散策場所:栃木県宇都宮市

瞽女石(ごぜいし)
市内北西部に豊郷地区の集落には念仏坂があり、坂の途中には大きな石。この石に伝わる悲話伝説!
伝説の他に、風が強く吹いた時に何処からか三味線の音が聞こえる。女のすすり泣く声が聞こえると言った噂話があるともないとも・・・・


江戸時代、毎年冬になると越後の国から、多くの瞽女が当該地域へやって来た。村人は一堂に集まり彼女達の引く三味線や唄を聞く事が唯一の楽しみであった。ある年、凶作に見舞われた村人は自分達の食べ物さえ事欠く有様で瞽女達の宿になるはず家は固く戸を閉ざした。それでも瞽女達は、空腹に耐えながら北風の吹きすさぶ夜を野宿し、次々と村を巡り歩いた。ある日、集落に着いても泊めてもらう当てもなく、目が不自由で空腹な彼女達は元気を失い坂道横の山裾にあった大きな石に身を寄せ合って一夜を過ごす事にした。この夜は特に冷え込み雪もちらつく晩であった。翌朝、村人がここを通り過ぎようとしたところ、彼女達が大きい石の陰に身を寄せ合い重なるようにして息を引き取っていたと言う。これ以後、村人はこの大きな石を「瞽女石」と呼び坂道を念仏坂と名付け、彼女達の冥福を祈った。〜「下野の伝説」より抜粋〜

この日、訪れた時は風が冷たくかなりの冷え込み。辺りは夕刻に近づいていた。
当地はすぐ見つける事が出来、想像していた坂道等を考えていたのだが・・・・周辺は宅地造成もされていて坂道なども整備され昔の面影は見られないと思う。
石の上には、馬力神と言う野仏が鎮座している。峠道には必ずと言って良いほど、馬頭観音や馬力神などがある。やはり昔は、かなりの峠道と思われた瞬間である。


この地は、心霊スポットとして紹介するのではなく伝説之地として紹介したいと思います。デジタル時代と叫ばれてる世の中。アナログな伝説を後世に残して行かなければと思った場所である。いやぁ〜硬い散策記になっちゃいましたが、でも不思議と石を眺めてると、当時の様子が浮かんで来るんですよね。彼女達が身を寄せ合った姿が頭に浮かんで来る。書籍を読んだ為なのかわかりませんがね・・・・しかし、写真には数枚変な現象が写ってました。多分、デジカメの色表現の不具合だと思うのですがね・・・・

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