水戸つばさの塔


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所在地: 茨城県ひたちなか市
分類別: 戦争遺跡系
散策日: 2005.05.05
公開日: 2005.11.13
同行者: なし


先の茨城県護国神社の噂を提供して頂いた茨城県在住の知人からの情報を元に散策。
当該地は、旧陸軍の飛行場跡地の一部に建設された。
周囲は区画整理もされ、ひたち海浜公園や夏には海水浴客で賑わう阿字ヶ浦海水浴場もあります。
しかし、今を遡る事・・・50年前には違う賑わいを見せていたであろう。それは、第二次世界大戦という、我が国の未来を左右した大戦が行われた。ここ茨城県にも軍施設があり、各地同様に軍関係は勿論の事、地域の老若男女の幾多もの悲喜が展開された事であろう。

当該地は、後世にその様な事をせず平和を願う思いで造られた施設の一つである。

施設内には・・・
・陸軍航空通信学校の門柱
陸軍通信学校が開校された場所に放置されたものを運び、復元されたもの。
・プロペラ
昭和二十年二月十六日の艦載機大空襲の際に当飛行場から迎撃に向かい自爆した戦闘機のプロペラ。
昭和五十一年に日立港沖合いから引き揚げたもの。
・エンジン
大洗沖で漁船の網にかかり引き揚げたもの。
・つばさの塔
当該施設の名称にもなっている、慰霊塔的要素のオブジェ。
碑文には「散る桜 残る桜も 散る桜」
・御手洗
航空神社に奉納されていたもので、マークは常陸教導飛行師団所属の印
・ハウスベック少尉顕彰碑
戦後、米国軍人として日本人の尊敬と親愛を受け、遺徳を偲んだ碑。

由来記碑
・当施設の由来を刻んだ碑。以下に由来記を掲載。


                        由 来 記
 昭和十三年 ここ前渡の地に千二百ヘクタールに及ぶ水戸飛行場を設定し翌年水戸陸軍
飛行学校が開校 通信 戦技 武装 高射 科学戦 自動車 特操 佐尉官等の教育と研
究を実施し 東部に陸軍航空審査部水戸試験場が設置された
 昭和十五年 水戸南飛行場に陸軍航空通信学校が開校され 通信教育と研究を移管した
 戦局の要請により昭和十八年八月 明野陸軍飛行学校分校が開校 水戸校は仙台に移駐
した 昭和十九年六月に至るや 分校は常陸教導飛行師団に改編 精鋭空中戦士の養成と
研究に加え 本土防空の作戦任務を附与された
 この地にあつてその?に殉ずる者および 昭和二十年二月十六 十七日の艦載機群邀撃
等により身命を捧げた者その数百八十余柱 また南飛行場に於ても電鍵を片手に華と散つ
た者数知れず 更に昭和十九年十一月以降特別攻撃隊一宇隊 殉義隊 第二十四振武隊
第五十三振武隊 第六十八振武隊 平井隊 誠三十五飛行隊の勇士七十余人は 相ついで
進発レイテ沖に 台湾 沖縄海域に敵艦船を求めて突入し国難に殉じた
 昭和二十年四月 師団主力は群馬県新田飛行場に移動し終戦に至った
 ここに終戦三十周年を期し 関係者ならびに有志相計りこの戦跡を後世に伝え 殉国英
霊の偉業を顕彰し 祖国永遠の平和を祈念して この塔を建立する
   昭和五十年 五月三日

                水 戸 飛 行 場 記 念 会


当該地の噂としては・・・これと言った噂は拾えなかったが、遊び半分で訪れてはいけない。
この様な噂しか拾えなかった。
知人は、ここの存在自体は知らずに、たまたま海釣りへ行く前に施設入り口前に車を停め、友人との情報交換を携帯で話していたところ・・・何気に公園の様な当地へ目を向けると、人が数人立ってるのを確認。数分後に電話は終わり、また公園内を見ると、まだ立っている。何をしてるのだろうと思いながらも、数人は動かずにその場に立っていた。何をしてるのか?どうしても気になり車を降り・・・公園内を見ると、人影一つ無い。目を離した時間は数秒。その間に数人が、その場から離れたとしても足音や気配を感じる筈。しかし、そこには誰も居なかった。その場所とは、プロペラとエンジンが展示されている場所であった。不思議な現象に遭遇した時間は、早朝4時頃との事。
帰りに再度、公園を訪れ園内を確認。そこは、戦時中に在った飛行場跡であり、目撃した数人が居た場所のプロペラやエンジンの説明を見て更なる寒気を感じたらしい。


掃き清められた通路 通信学校の門柱
自爆した戦闘機のプロペラ 海中から網に架かったエンジン
つばさの塔 御手洗
顕彰碑


知人の不思議体験を元に散策。施設内は大きくはないが、キチンと綺麗に整備されています。奉賛会の方々が整備及び清掃を欠かしていない証拠でしょうね。毎年、慰霊祭も執り行われているみたいです。
知人が遭遇した不思議現象だが、別段これといった雰囲気や思いは感じなかった。俺の記憶も曖昧なのだが、施設内には街灯の類は無かったと思う。知人は、どうして数人の存在を感じたのだろうか?その前に、施設前に停まらずに先にあるコンビニで車を停め電話すれば、この様な不思議現象に遭わなかったのにと思う。知人に聞いても、なぜ入り口前に停まったのか判らないと・・・
確かに、この様な場所へは・・・遊び半分で近づいてはいけない。

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