投稿者:ユウ 様




私の小さな頃の御話。

私の隣の家には、5歳年上の御姉さんが住んで居ました。

御姉さんと私は…何時も、一緒に遊んでいました。

これは、ある夏の夕方に体験した出来事。



日も長くなってきた夏の日。

私は、御姉さんと散歩に出掛けました。

二人で仲良く手を繋いで、近くの公園まで歩いて行く事にしました。

他愛もない会話をしながら…歩いていた、その時。



「…あっ」と、御姉さんが声を上げました。

御姉さんの視線は、空に向いており…

その視線の先には…橙色の火の玉が一つ。

ふわふわと…天に向かって昇っておりました。



「綺麗だねぇ…人魂だよ…」

御姉さんは、嬉しそうに言いました。

幼い私は…「人魂ってなぁに?」と御姉さんに訊ねました。

御姉さんは笑って「死んだ人の魂だよ」と言いました。





…ここから先の記憶は、ありません。

唯、覚えているのは…

次の日、近所に住んでいた親戚の御爺さんが…

亡くなったという事実だけです。


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