投稿者:よっしー 様




愛知県での「誰もいない(見えない)」恐怖体験のあと、

体質が変わってしまったのか金縛りが頻繁に起こるようになりました。

その手の話に詳しい友人に相談したところ、金縛りには2種類あって、

神経的なものと霊的なものとに分かれるとのこと。(真実か疑問ですが)

前者は、身体は寝ているのに意識だけが起きてる状態で、

動こうとする命令が筋肉に伝わらず、金縛り状態になること。

後者は説明のつかない金縛り状態と説明されました。

しかし、金縛りに種類があろうが、何の解決にもならず、

当然、種類の見分けなど私には出来ませんでした。

人間、「慣れ」というものは凄いもので、回を重ねていくと

金縛りがくることも分かるようになり、解き方も分かるようになっていきました。
(落ち着いて、小指だけを動かそうとすると解けます・・・私だけ?)

はじめはとても怖かったのですがね・・・・・・・





地元の仙台に帰省したときのことです。

叔母が亡くなり、葬儀に出るために帰省したのですが、

葬儀を終えて実家で昼寝をしていました。

寒い季節だったので、部屋ではファンヒーターが点いていました。

ウトウトとしていると、そのファンヒーターの音が急に聞こえなくなり

「あれ?」と思った瞬間、また音が聞こえ出しました。

しかし

その「音」は・・・・

紛れも無く「お経」なのです。ファンヒーターからお経が・・・

目を開けて起きようとするのですが、身体は動きません。

金縛りの解き方も分かるのに・・・解けません。

そのとき、台所にいた母が戸を開け、その瞬間に開放されました。

その状態がどれくらい続いたか分かりませんが、とても長く感じられました。

母にその事を話しましたが、お経なんて聞こえなかったよって。

そして、霊の存在を信じている母は、「叔母さんが来たのよ」と笑っていました。

この時の私は、今夜訪れる恐怖など知る由もなく、一緒に笑っていました。





その夜私は、仏間に布団を敷いて寝ました。

暗いのが嫌いなのでパイロットランプは点けたままです。

子供の頃から仏間に寝ているので、何の抵抗も無く床に就いたのですが、

間も無く、身体が熱くなったような感覚に見舞われ、

「あっ、金縛りがくる!」と、とっさに思いました。

案の定、身体の自由が奪われます・・・やっぱり来たか。

小指を動かし、金縛りを解きます。

しかし、数秒後にはまた金縛りに。

その時、左側から強い視線を感じました。

身体が動かないので視野には入りませんが、「誰かがいる」と実感できます。

愛知での体験を思い出しました。

小指を動かして金縛りを解き、首を横に向けます。

恐る恐る目を開けてみると、畳の上に3歳くらいの男の子が正座して私を見ていました。

恐怖のあまり、「ワァーー!」と叫びましたが、声にはなりませんでした。

身体も動きません。

次の瞬間、子どもが立ち上がり、私の足元の方へ駆けて行き視界から消えました。

目を閉じて、「落ち着け」と自分に言い聞かせ、身体を動かしてみます。

動く。

今見たものは夢だったのか、現実だったのかと考えます。



そっと目を開けると、そこには天井があるだけです。

視線を横にずらしてみますが、誰もいません。

完全に目が覚め、眠気もありません。

明かりを点けようと布団から起き上がった私は、

再び「ワァー!」と叫び、布団にもぐりました。



足元に、さっきの男の子が座っていたのです。

本物の人間としか思えないほどリアルに存在していたのです。

私の絶叫を聞いた母が部屋に入ってきて電気を点けました。

もう男の子はいません。母に始終を話しましたが、そんな男の子に心当たりは無く、

「あんた水子でもいるんじゃないの?」と笑って出て行きました。

後から思い出すと、男の子はとても可愛らしく微笑んでいました。

私が怖がらずにいたらどうなっていたのでしょうか?

もしかしたら会話が出来たかな?などと今では思います。

それから10年以上過ぎましたが、以降そのような体験はしておりません。


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