投稿者:やよい 様 |
いつかの話です。と言っても、現実に起きた話ではなく、 夢で見た話なのですが・・・。 最近、同じ場所が出てくる夢というものをよく見ます。 もしくは、同じ状況にある夢。 本当に、見る夢見る夢が、いつか見たような夢なのです。 例えば、(全く怖くはないのですが)学校祭関連の『何か』をしており、 生徒が体育館に集まる中に自分も混じっている場面に3回ほど出くわしました。 地域の有名な城跡の公園に良く似た場所で、 幼い自分が探検している夢は5回ほど見たことがあります。 そして、これからが本題です。 この夢を見るとき、私は決まって古びた高い塔に入っていくのです。 時に一人で、時に誰かと・・・ 時には階段で上り、そして、時にはエレベーターでその上を目指すのです。 そこに何が在るのかは未だに分かりません。 実のところ、何も無いのかもしれません。ですが、とにかく私は上ろうとするのです。 初めて見た夢では、エレベーターに乗った私がいました。 床は何故かガラス張り。 透けているその向こうに、黒服の女が居るのです。 この女が、これまた私の夢に度々登場する奴なのです。 怖い夢に限って。 その時の私は、これが夢であることには気付いていませんでしたが、 女を見てぎくりとしたことは覚えています。 女がこっちを見上げました。 そこで、夢は途絶えたのです。 次に見た夢は、今でもトラウマになっています。 夢の展開は同じ。 またエレベーターで上がっていくのです。 今度は、当時(中2の時?)同じクラスだった全ての人が一緒にいたのですが、 ただ異色だったのは、 …よくある展開ですね、例の女がいるんですよ。 その中に、溶け込むように。 エレベーターはゆっくり昇っていきます。 外の景色がどんどん下へ遠ざかっていくのが見えました。 エレベーターが最上階に着きました。 ドアが静かに開きます。 ただ、どれだけ思い出そうとしても、そこに何があったか思い出せません。 未だに不思議で、そしてもどかしいです。 帰り、エレベーターは私たちを乗せて、また降りていきます。 しかし今度はゆっくりではありません。 ものすごいスピードです。 エレベーターで降りる時、一瞬体が浮き上がったような感覚になりますよね。 あれが、ずっと、ずっと続くのです。 例えるならばジェットコースターで急降下している感覚ですね。 思わずしゃがみ込みました。 そうしなければ倒れてしまいそうでした。 でも、周りのみんなは平然としているんです。 女はこちらを見ていました。 この夢のエレベーターの床は、魔方陣のような円状の模様でした。 その中心に私が一人。 他のみんなはその周りにいて、私に気付いていません。 目が覚めたのは、地上についた瞬間でした。 夢は、ありえない話の割にはとてもリアルに記憶に刻まれていて・・・ それからしばらくは本当にあったことなのではないかと本気で思ったこともありました。 同級生に、一連の夢について話しました。 こんなエレベーターに乗ったことはなかったか、と聞いたこともあります。 相手は必ず不思議そうな顔をして、「ないよ。ありえないって」と答えるのです。 あれ以来、エレベーターに乗ると同じ感覚に陥ることが度々起きます。 友達は相変わらず平然としています。 でも私は、物凄い勢いで振り落とされるような感覚になって、 手すりにつかまらないと倒れそうになるのです。 その度に、夢のことが頭に蘇るのです。 今でも時々夢を見ます。 どこかであったような、懐かしい夢です。 怖いといいつつも、古びた高い塔の夢を見た後に、嫌な感じが残ったことはありません。 とにかく懐かしいのです。 結局、夢の意味するところは不明のままです。 単なる潜在的な記憶のパーツが寄せ集まって出来た映像、 と言ってしまえばそれまででしょう。 ただ、私はそれで片付けたくはないのです。 |