投稿者:KH 様



今から15年位前になりますが、真夏の肝試しに行こうという事になりました。

そこを案内してくれた仲間は、幽霊が出るとか心霊スポットだとかの理由は無かったらしく、

ただ、「怖そうなトンネル」ということだけで・・・・・



男7人車2台に便乗して夜8時頃向かいました。

賑やかな和田町を背にしてほどなく民家もまばらとなり辺りが薄暗く、

道も細くなった時、

道路の真中辺りに車に轢かれたと思われる黒い猫が頭をこちらに向け、

目を見開いて倒れていました。

ヘッドライトにクッキリ映し出されたその光景は、口元から細長く伸びる血が、

道路脇の側溝まで伸びているのを全員が目撃しておりました。

自分は死骸を踏まないように気を付け、

仲間の後続車も同じ様に注意して通り過ぎました。

その場所からゆっくり走って1〜2分、藤塚トンネルに到着。

トンネル入り口で写真を撮ったり、一服すること約10分。

我々以外トンネルに近づいてくる車や人も全く有りません。

別段、怖さも全く感じず、途中轢かれていた猫が不気味だったね、と話すだけでした。



食事をして帰ろうと、トンネル手前でUターン。

猫を轢かないよう注意して走ると、

確かに轢かれていた場所辺りには何も有りません。

側溝近くまで伸びていた血の後も跡形も無く・・・・・

一同、ここで全員初めて恐怖を感じました。

細い一本道で車や人の行き来が無かったにも関わらず、

その死骸は忽然と消えており、その短い時間に近隣の人が片付けたとも思われません。

ここはやはり日常とは何かが違う、特殊な場所なのでしょうかね・・・・・


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