投稿者:玖渚 様



これは、小学4年生のときなのであまりはっきりと覚えていませんが・・・

ある日のこと、その日は何ら変わりもなく、いつも通りの一日でした。

夏か冬かは覚えていませんが。

5時間目の授業中、恥ずかしながら僕は授業中担任の先生に注意され、

他の友達と一緒にその場に立たされているところでした。

途中、僕はトイレに行きたくなり、先生に許しを得てすぐ近くのトイレに行きました。

小学校のトイレはあまり新しくなく、少し不気味な雰囲気があります。

僕は早く小便を済ませるため、駆け足でトイレに向かい、ドアを開けました。

しかし、中に入った瞬間――



「どなた?」

という女性の声が、個室の中からはっきりと聞こえたのです。

それは大人の声、今思い出せば三十代くらいの凛とした女性の声でした。

しかし、そんな女性はこの学校にはいませんし、

ましてや男子トイレにいるわけがありません。

当時幼かった僕はとてつもなく恐ろしくなり、小便もせず早足で教室に戻りました。

授業の後、友達にそのことを話しても

「俺、そんな声聞いたことないぞ」とみんなが言うのです。

女性の声を聞いたのは、僕だけだったのです。

その日に見たり聞いたりしたことはまったく覚えていないのに、

その女性の声は今でもはっきりと覚えています。

それ以来、僕は恐ろしくてそのトイレに入ることが出来ませんでした。



あれからもう五、六年経ちますが、未だにその声を聞いたのは僕だけだそうです。

本当に霊だったのか?

それとも空耳か?・・・いや、空耳にしてははっきり聞こえすぎています。

しかし一番謎なのは、なぜトイレなのか、ですけど。

とにかく、本当に恐ろしかったです。

しかもそれ以降、一度だけ金縛りにあったり、

誰もいないのに後ろに誰かいるような気配を感じたりします。

今のところ、それ以上のことはありませんが・・・心配です。

やっぱり、何で男子トイレなんだろう?


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