投稿者:オゾ 様 |
私の祖母の家が今から10年前に漏電により、全焼しました。 全焼する前の、ある物置部屋の実体験です。 祖父の部屋の隣には何とも表現しがたい暗くて、湿った物置部屋がありました。 今は亡き、祖父は骨董好きな人で掛け軸や壷、日本刀などが大好きな人でした。 そのせいか、その物置部屋には古いものが沢山ありました。 ただでさえ、暗くて気味悪い部屋なので、私はなるべくその部屋が視界に入らないよう、 祖父の部屋と中の間の襖を閉めていました。 閉めないと、必ずその物置部屋から視線を感じるからです。 私が骨董の中で嫌いだったのは、赤土のような色でできた、 文鎮のような大黒様の置物でした。 そんなある日、私はあるとてつもない体験をしました 中の間のコタツで一人で寝ている時でした。 あの赤い文鎮がひとりでに物置部屋から出てくるリアルな夢を見て深夜に飛び起きました。 「良かった‥夢だった…」とほっとしていました。 その時、胸をなでおろす私の耳に、ゴトリという物音がはっきりと聞こえました。 音がする方は、例の物置部屋です。 閉めたはずの襖を祖父が開けっ放しにしていたので、物置部屋は丸見えでした。 オレンジ色の小さな電気のしたで見たものは…。 物置部屋の入り口で不自然に動く、あの赤い置物でした。 私は、あまりの恐怖でそのあとのことは覚えていませんが、 よく朝、祖父が物置部屋の入り口付近に転がっているその置物に気づき、 「誰かさわったか?」と尋ねました。 祖父も祖母も大変、不気味がっていたのを昨日のことのように覚えています。 私があまりにもその置物を怖がるので祖父が箱にしまい、 棚の置くに保管してくれましたが・・・ それから数年後、火事に遭いもちろんの事ですが、あの置物を含め骨董品は、 スベテ壊れてしまいました。 これ以外にも祖父の家では奇妙な怪奇現象が多かったので、 むしろ焼けてよかったなと思いました。 家を建てる際、神主さんに尋ねたところ、方角を無視して、本来あってはならない位置に 風呂や台所、トイレ、玄関があったのが大きく影響していたようです。 それから新しい家が建って10年近くなると思いますが… 今は怪奇現象などはまったくありません。 |