投稿者:みお 様



これは、中学3年生の頃に見た夢の話です。

そのころ私は、奇怪な夢をよく見ていました。

それも、全ての夢になにかしら共通するものがあり、まるで物語のように続きが見れたり、

かと思えば同じ夢ばかりを数週間に渡って見続けたりしていました。

しかし、この日見た夢はそれまでに見ていた夢とは少し違っていました。



ある国の戦争の場面が最初でてきました。

私は、そこにいるけれど、その様子を客観的に見ていました。

そして、気づくと私は自分の部屋にいました。

なんとなく部屋から出て、左側にある古い小窓に目をやると、

そこには巨大な目が張り付いていました。

それまで誰もいなかったのに、顔が見えない人たちが私を捕まえようとしてくるのです。

私は狼狽し、立ちすくんでしまいました。

逃げなきゃいけないというのはわかっていましたが、行動に移せなかったのです。

でも、次の瞬間。

見知らぬ男の子が私の手を引いて走り出しました。

私は連れられるがままに走り、どうにか外にでました。

そうして家を見上げると、小窓の眼はこちらを睨んでいました。

見据えられて動きが止まり、しばらくすると、私は一枚の絵の前にいました。

その絵は、最初にでてきた戦争の絵でした。

ふと、その絵の中の戦火から逃げまどう少女と目が合ったように感じ、

声を出そうとしたら、目が覚めました。



季節はもう秋だというのにびっしょりと汗をかいていて、

まるで全力疾走でもしたあとのような疲労感がありました。

その、不思議な夢がずっと胸に引っかかったまま学校に行き、

その夢の話を友達にしていると、後ろでも女の子たちが夢の話をしていました。

聞こえてきた話の内容に、私は「はっ」としました。

彼女たちは戦争の夢を見たそうです。

それも日本ではなく、見たこともない国の戦乱で、

戦火に巻き込まれて逃げまどう夢だったそうです。

その内容は、私が見た夢の戦争の絵に酷似していました。

その後、彼女たちのうちの一人が私にこう言ってきました。






「夢の中で、私、みおにずっと見られていたんだ」


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