「怨念地図」の存在を思い出してさえいれば・・・


6月10日、久々に恐怖を感じた。

実家へ帰る途中で思い掛けないスポット散策をしている、俺とカミさん。

前日、山形・秋田の観光を終え秋田に一泊。





今回は異界散策の旅ではないので下準備もしていない。

記憶を辿りながら、明日訪れる岩手方面のコースを考えていた。

松尾八幡平公園周辺の観光も兼ねてるので、あまり回れない。

「松尾鉱山跡」「慰霊の森」「雄鹿戸トンネル」

そして、当サイトへの情報投稿があった「真木沢橋」等、数カ所の予定だ。




翌日、松尾鉱山や慰霊の森等の散策と観光を楽しみ、雄鹿戸トンネルへと向かう。

盛岡を出発したのが、午後7時半を過ぎていた。

一路、宮古街道を東進し新里村へと車を走らす。

いよいよ、目的地へと続く国道340号線へ入る。

今では、村内を走らずバイパスが開通してる為か道が綺麗だった。

しかし・・・時間的には早いにも拘わらず車の往来が無い。

道も山間へと進むにつれ道幅も狭くカーブも多発してきた。

街灯も殆ど無く雰囲気も増して来た。この時から、僅かだが頭痛が襲う。

目的のトンネル前の広場に到着。

その時から、得体の知れない感覚が襲う。雰囲気が醸し出してる錯覚だろうか?

トンネル坑口前に向かい写真を撮っていると・・・・・

足音だろうか?

トン・・・トン・・・トン・・・と音が聞こえる。

トンネル奥の反対側坑口から、こちらへと聞こえてくる。

嫌な雰囲気を感じその場を離れると・・・・一台の車がゆっくりと通り過ぎて行った。

何だ!あの音は車の音だったのかと安堵したのは良いのだが・・・・









トンネル内部へと車で進入し内部写真を撮っていると、また音が聞こえる。

今度は、キィ・・・キィ・・・キィ・・・と規則正しく鳴っている。

ん?と思ったのだが、車を停めれば鳴り止む。走ると鳴る。

きっと車のサスペンションの音だろうと思っていた。

気にしないで写真を撮りながら進むと、また・・・・

キィ・・・キィ・・・キィ・・・・

また車を停め確認すると鳴り止む!はずが・・・・



ギィ・・・ギィ・・・ギィ・・・と今度は止まらない。



音が、音が違う!トンネル内部中程を過ぎた辺りだ!

背筋に冷たいモノを感じた瞬間であったのだが、

サスペンションの音だと言い聞かせていた。


反対側坑口へと向かい車を走らせているのだが、音はまだしている。

トンネルを抜け、反対側坑口付近の写真を収め帰ろうかと車を進めると・・・・

「山神」の石碑を発見!これは是非とも写真に収めないと駄目だろうと思い車から降りる。

車から降り、石碑の所へと向かう途中から、また・・・・



ギィ・・・ギィ・・・ギィ・・・



辺りからは異様な雰囲気が!空気が緊張感で張詰めてる感じが襲う!

何故か無性に嫌だ!ヤバイ!と自分自身が警告している。

音はまだしている。車からは2・30m離れているのだが・・・音がする。

急いで石碑をデジカメに収めなければ・・・・・

パシャッ・・・

1枚、2枚とデジカメに収めた!がその時、思い掛けない事が俺を襲った!












ギィ・・・・・ギィ・・・・・ギィ・・・・・


ギィ・・・ギィ・・・ギィ・・・



ギィ・・ギィ・・ギィ・・





ギィィィィ・・・・・・・・・・・







音が徐々に近づく!音が徐々に大きく!

トンネル坑口付近から聞こえていたモノが、今では目の前の石碑奥から聞こえている。

俺に近づいて来ている。



あたかも、ブランコを誰かが漕いでいるあの音・・・ギィ・・・ギィ・・・・

こんな所にブランコは有るはずも無い!

身の危険を感じた俺は、急いで車に乗り、その場を離れた!

同乗していたカミさんも、あの音には驚き・・・






「早く帰ろうよ」



「早く帰ろうよ・・・」





時折、後方を確認しながら運転していたが、姿形は判らなくても誰かが・・・

誰かの視線が!

一定の間隔を守りながら、ギィ・・・ギィ・・・とまだ音は続く!


この音は、県道171号線付近の大川辺りまで、延々と鳴り響いていた。









後に、自宅へ帰り「怨念地図」の存在を忘れていた事を思い出し確認すると、

そこには、曰く迷いた話しが・・・・・・・


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